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VLOOKUP関数で左側の列から値を取得するには?|検索値が範囲の左端にない場合の方法【Excel】

2021年4月1日

VLOOKUP関数は、指定範囲の左端を検索範囲として2列目以降の値を取得します。

しかし、場合によっては取得したい値のある列が検索範囲より左側になっている場合もあります。

このような場合はVLOOKUP関数で取得しようとしてもなかなか上手くいきません。

VLOOKUP関数で取得できない左側の値を取る方法

  • 列を入れ替える
  • INDEX関数とMATCH関数
  • XLOOKUP関数

列を入れ替える

VLOOKUP関数では、検索列より左の値を取得する方法はありません。

慣れない関数を覚えるのが面倒、どうしてもVLOOKUP関数にこだわりたいなどの理由があれば、列を動かすしかありません。
VLOOKUP関数では、検索列より左の値を取得する方法はありません。取得したい列は検索列より右に配置しましょう。

VLOOKUP関数を使用するときは、結果を取得したい列は検索列より右に配置しましょう。

日常的には使わない、単発の問題として解決させるならこれが手っ取り早いかもしれません。

INDEX関数とMATCH関数

INDEX関数とMATCH関数を組み合わせることでVLOOKUP関数と似た働きができます。

=INDEX(参照範囲,MATCH(検索値,検索範囲,0))

INDEX関数とMATCH関数を組み合わせることでVLOOKUP関数と似た働きができます。

INDEX関数で、まずは参照したい範囲を指定します。

参照したいセルが、INDEX関数で指定した参照範囲のどこにあるかをMATCH関数で調べます。

MATCH関数では検索列を指定し、検索値が上から何番目にあるかを調べます。

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XLOOKUP関数

XLOOKUP関数は2020年に追加された関数です。

VLOOKUP関数をより使いやすく、便利に進化させた関数ですので、実装された環境であれば是非こちらも覚えて活用しましょう。

=XLOOKUP(検索値, 検索範囲, 戻り配列, [見つからない場合], [一致モード], [検索モード])

XLOOKUP関数を使えば、検索列より左側から結果を返すことができます。

検索をかける範囲と参照する範囲を別々に選択でき、左右の縛りは無くなります。

何列目かを数える必要もなくなったり、検索値が見つからないときに返す値を指定できたりと、様々な点でVLOOKUP関数より便利になっています。


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